徒然なるままに

私の不器用な人生を見届けてください

バド日記の回想

こんちは。
今日はなんだか勉強したくありません、とても。
メンボーです。

コロナウイルスで体育施設が使えなくなって以来、ラケットを触ることが無くなってしまいました。少し悲しいので、いつも練習後に書き留めていたその日の反省を振り返ることにしたいと思います。
ただ、スポーツにおける反省は個人差が激しく、自分の反省全てがバドをやっている方全員のためになることはありません。なので、ある程度の方たちにも当てはまりそうな、教育的な反省を行いたいと思います。
(※個人的にシングルスが大好きなのでシングルスの観点からの反省点が多いと思われます。)
箇条書きでよろしくないプレーを取り上げ、それがなぜ起きるか、改善するとしたらどう改善するか、そのプレーの完成形をプロの動画で見るという形で進めていきます。
では早速。

  • ラウンドで後方にジャンプした後の着地の際、左足が伸び切った状態で床に対して垂直に着地してしまう。

 このケース結構ありがちだと思います。打点に入りきれず、ラウンド側のシャトルを無理に取りに行くときにおこります。打点に入り切れていない分クリアだと相手に見切られてしまうという点でも、けがのリスクが高まるという点でもよくないですね。理想は恐らく、
左足が少し屈曲した状態で地面に対して斜めに着地する
のが良いのではないでしょうか。
そうすれば、膝への負担も減らせるでしょうし、左足に対して体が前にある状態になるのでショット後に前に移動しやすいというメリットもあります。

ここでLee chong wei氏のお手本を見ておきましょう。


Lee chong wei smash


この動画の1:23のラウンドスマッシュを一時停止しながら見ると分かると思います。
こういうことです。

はい次。

  • フォア側へ来たスマッシュを右手を引いて半身になりながら返してしまう。

これもありがちですね。といってもわからない人は分からないかもしれないので、とりあえず動画見てくださいな。↓この動画の12分44秒あたりです。


MS | LEE Chong Wei (MAS) [7] vs Kento MOMOTA (JPN) | BWF 2018


あまりやってはいけない例としてLee chong wei氏のプレーを引き合いに出すのはいかがなものかと思いますが、まあ相手が相手ですからね。。。。桃田がうますぎたということにしておきましょう。
このありがちなショット何で起きるのかというと、準備不足ですよね。本来ならもっと体の前でレシーブしなければいけないところを、タイミングが遅れてしまったせいで右手を体の近くまでひきつけて打たざるを得なかった。確かにこのショット自体うまくいけば有効です。なぜなら、このように右手をひきつけて打つとなると勝手にラケットの面がクロス側を向き、相手を対角線に振ることができるからです。ただ、このショットは上述のようにタイミングが遅れた結果としてのショットなのであまり良いとは言えないでしょう。
準備はしっかりと。。
※少し上の選手だとあえて少しタイミングを遅らせて、クロスに打つような人もいるようです。

はい次。

  • ヘアピンの際、重心が上から下にぶれてから打ってしまう。

これもありがちですねぇ。これはきっと股関節の柔軟性の低さから来ていると思われます。基本的にショット前に重心が上から下へぶれると精度が非常に低くなります。
自分の感覚としては
下から上に骨盤を持ち上げるようにしてヘアピンを打つ
と安定します。それを一番よく体現できている選手が桃田選手だと思うので、さっそく見てみましょう。


Kento Momota 桃田 賢斗 vs Chou Tien Chen


この動画の40~42秒、ラウンド側からのフォア前のヘアピンという一連の流れです。
これほんとにすごいですね。。対角線にすごいスピードで移動してヘアピンショットの後にはピタッと止まるんですよね。。
下から上に骨盤が持ち上がっている感じはあまりしないでしょうけど、これくらい上下のブレを無くそうとすると感覚的には下から上に骨盤を持ち上げるという意識が相当必要になると思います。日頃からの心がけですね。。

はい、次。

  • ドロップの際に腕の動きに合わせてのろりそろりと打点に入ってしまう。

主に基礎打ちの時の話ですね。
基礎打ちとはいっても常に実戦の時を考えながら打たなければいけないわけですから、これはあかんですよね。
少し初動が遅れてしまって、少し自分の体の後ろでショットを打つ場合を想定してやっているのならいいですけど、ドロップは不利な体勢から立て直しまでの時間稼ぎのためだけにあるわけではないわけですから、色んな場合を想定しながら練習すべきですよね。(※スマッシュと見せかけてドロップを打ちたいのなら早めに打点に入らなければいけないし、相手の様子見のためなら相手にショットを読まれてはいけないし、その上甘い球も打てませんのでそれなりに早く落下地点に到達してなるべく同じモーションで打たなければいけません。)これも日頃の意識の問題ですわね。

はい次。

  • スマッシュレシーブの時の両足の幅が狭い。

自分のスマッシュレシーブのあとの足を見てみると肩幅より少しだけ広い程度
のことが多いです。きっとこれだから左右の振りに対応できないんだと思います。
ここでLin dan選手のスマッシュレシーブを見てましょう。この動画↓の55秒のレシーブです。


Lin Dan 2014 - right hand low angle

 

一時停止してみてもらいたいんですけど、肩幅の二倍くらい足が開いてますよね。
このくらい開いてるのが理想なんでしょうね。。
半面基礎打ちのスマッシュ練習の時に心掛けることから始めていきましょう。。

 

はい、次。

  • フォア奥からのスマッシュを打つ時に体が正面に回りきらない。

まぁ、そもそもそこそこジャンプスマッシュができるようになってからの話だと思いますが、半身移動からジャンプ中に正面に体を向けるってのはその後の前への移動をスムーズにするという点からも大事だし、体の回旋運動を腕にきちんと伝えてスマッシュの威力を増すという観点からも重要です。

フォア奥スマッシュのお手本と言えばLin dan選手ですね。この動画↓の6分57秒に注目!


Lin Dan vs Viktor Axelsen - MS [Denmark Open 2015]

 

とても力強いですよね。。。
こんなことできたらいいなぁ。。。

他にももっとたくさんあるんですけどたくさんの人のプレーを見てきて、他の人にも当てはまりそうなのはこれくらいですかね。
皆さんの参考になったら幸いです。

はやくコロナ騒動が落ち着いて、各々好きなことができるといいですね。
では。